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釈迦三尊・ご本尊

大宥寺のご本尊様は正面に坐られている「釈迦牟尼仏」(しゃかむにぶつ)です。インドで仏教をお開きになられましたお釈迦様の尊い坐禅のお姿です。平成に入り、金箔を塗り直しており、大変綺麗な金色のお姿です。その両脇は「脇侍」と申しまして、右隣には、白い象に乗った普賢菩薩(ふげんぼさつ)様。また左の脇侍に青い獅子に乗った文殊菩薩(もんじゅぼさつ)様がお祀りされています。
普賢菩薩様は慈悲の象徴、文殊菩薩様は知恵の象徴であります。この慈悲と知恵はお釈迦様の教えの根本であり、この両脇侍はお釈迦様の教えの真髄を表していると言われています。ご本尊様、普賢様、文殊様を合わせて「釈迦三尊」とお呼びします。
また更にその両脇にお祀りされているのが大権(だいげん)様と達磨(だるま)様です。右手をかざし遠くを見ているのが大権様。詳しくは大権修利菩薩様と言い、お寺の全ての建物を隅々まで守護して御守りくださる伽藍守護の菩薩様です。その反対にお祀りされているのが仏教の教えをインドから中国にお伝えになられた菩提達磨大和尚様です。「ダルマさん」として親しまれており、祈願ダルマなど、私たちの生活に深く根付いた仏様です。